コラム

COLUMN

サイバー攻撃対策!権限昇格攻撃を操作ログで防ぐ

  1. 外部脅威対策の重要性
  2. 権限昇格攻撃とは?
  3. 操作ログによる権限昇格攻撃の検出
  4. 権限昇格攻撃対策のベストプラクティス
  5. まとめと今後の展望

現代のビジネス環境において、サイバーセキュリティは組織の存続に不可欠です。特に、外部からのサイバー攻撃は、組織にとって避けられないリスクとなっています。これらの攻撃の中でも、権限昇格攻撃は特に重要な課題です。このタイプの攻撃は、攻撃者がシステム内で不正に自身のアクセス権を高め、機密情報にアクセスすることを可能にします。情報漏えいやシステムの妨害が発生すると、企業の評判や財務に甚大な影響を及ぼす可能性があります。

このコラムでは、サイバーセキュリティの観点から、外部脅威に対処する方法に焦点を当てます。権限昇格攻撃は、外部からの侵入者がシステム内でより多くの権限を得るための手段として頻繁に用いられます。このため、これらの攻撃を防ぐことは、サイバーセキュリティ戦略の重要な部分を占めています。

外部脅威への対策として、単なる侵入防止策だけでは不十分です。そのような状況において、「WEEDS Trace」はセキュリティ強化に大きく貢献します。WEEDS Traceは、完全なアクセスログを記録し、すべての操作を詳細に追跡します。この機能は、内部からの不正行為を抑制するだけでなく、外部からの不正アクセスを迅速に検出するのに役立ちます。さらに、万が一のセキュリティインシデントが発生した場合でも、これらのログを用いて詳細な調査を行うことが可能です。

製品資料|証跡管理「WEEDS Trace」

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権限昇格攻撃は、サイバーセキュリティの分野において深刻な脅威となっています。この攻撃は、不正なユーザーや攻撃者が自身のアクセス権限を不正に拡大させる行為を指します。一般的には、攻撃者が初めは限られたアクセス権限を持つユーザーとしてシステムに侵入し、その後、さまざまな方法を使ってより高い権限を不正に獲得します。

攻撃者は、ソフトウェアの脆弱性を利用することが多いです。例えば、古いソフトウェアや更新されていないシステムに存在するセキュリティの穴を見つけ、それを利用してシステムの制御権を奪います。権限が昇格されると、攻撃者は重要なデータにアクセスしたり、システム設定を変更したりすることが可能になります。このような攻撃は、企業や組織にとって大きなリスクとなり、重要な情報漏えいにつながる可能性があります。

権限昇格攻撃は、特に機密情報や個人データを扱うシステムにとって深刻な問題です。攻撃者が管理者権限を獲得することに成功すれば、そのシステムのセキュリティは完全に破壊され、回復には大きな時間とコストがかかることになります。このため、企業や組織は権限昇格攻撃を特に警戒し、防御策を講じることが重要です。

この攻撃のリスクを理解し、適切な対策を取ることは、情報漏えいやその他のサイバーセキュリティ関連の脅威から自社を守る上で不可欠です。次の章では、操作ログを活用して権限昇格攻撃をいかにして特定するかについて詳しく見ていきます。

サイバーセキュリティー全般に関してはこちらのコラムをご覧ください。
個人情報の最後の砦 – 最新サイバー脅威からの防衛策

権限昇格攻撃の早期発見には、操作ログの分析が不可欠です。これらのログにより、侵害された可能性のあるアカウントや端末を素早く特定できます。ここでは、権限昇格攻撃を識別するための主要なチェックポイントを紹介します。

想定外のアカウントの特権利用の検出

操作ログを確認し、通常は特権を持たないアカウントが特権操作を行っていないかをチェックします。通常アクセス権が限られているアカウントが管理者権限で行動している場合、これは権限昇格攻撃の典型的な兆候です。

特権アカウントの端末利用の検証

特権アカウントが使用されている端末が、予定されていたものかどうかを確認します。特権アカウントが予期せぬ端末や位置からアクセスされている場合、不正アクセスの可能性があります。

特権アカウントの操作確認

特権アカウントによる操作が、通常の業務やシステム管理の範囲内で行われているかを検証します。不審なファイル操作、設定変更、プログラムのインストールなど、通常と異なる行動が見られた場合、攻撃を受けている可能性があります。

特権アカウントの使用者の確認

誰が特権アカウントを使用しているかを確認し、意図しないユーザーによる利用がないかを確かめます。特権アカウントは限られたユーザーにのみ許可されるべきであり、不正な利用者によるアクセスは警告信号です。

これらのチェックポイントに加え、適切なアカウントの運用とログの管理が重要です。効率的な監視体制を整え、不正なアクセスや攻撃の兆候を迅速に検出することで、サイバーセキュリティを強化し、情報漏えいのリスクを低減できます。

権限昇格攻撃に対抗するための効果的な対策は、組織のサイバーセキュリティ体制を強化し、情報漏えいのリスクを減少させることに貢献します。以下は、権限昇格攻撃を防ぐための主要な戦略です。

最小限の権限原則の適用

この原則は、ユーザーに必要最低限の権限のみを提供するという考え方です。例えば、一般的な従業員にはファイルの閲覧権限は与えても、システム全体の設定を変更する権限は与えない、といった具体的な制限を設けます。
この方法により、攻撃者があるアカウントを不正に利用しても、そのアカウントからアクセスできる情報やシステムは限定されるため、損害の範囲を最小限に抑えることが可能になります。権限の割り当ては、職務の必要性に基づいて行われるべきで、定期的に見直しを行うことが重要です。

パッチ適用とアップデート

ソフトウェアの脆弱性は権限昇格攻撃の一般的な入口です。定期的なセキュリティパッチの適用とシステムのアップデートにより、これらの脆弱性を減少させることが可能です。

多要素認証の導入

多要素認証は、不正アクセスを防ぐ効果的な手段です。特に重要なアカウントやシステムには、この追加のセキュリティ層を実装すべきです。

定期的なセキュリティトレーニング

従業員に対して定期的なセキュリティ意識向上トレーニングを行うことで、権限昇格攻撃に対する警戒心を高めることができます。

アクセスログの監視

アクセスログは、誰がいつどのシステムにアクセスしたかを記録するものです。これらのログを監視することで、通常とは異なるアクセスパターンや不審な動きを迅速に特定できます。たとえば、通常業務時間外や休日に高権限アカウントからのアクセスがあった場合、それは不正アクセスの疑いがあると判断できます。ログ監視システムを用いることで、これらの異常なアクセスパターンを検出し、速やかに対処することができます。

これらの対策を組み合わせることで、企業は権限昇格攻撃による情報漏えいのリスクを効果的に減少させることができます。特に、定期的なセキュリティチェックと従業員教育は、サイバーセキュリティ対策の基盤となります。

サイバーセキュリティの領域において、権限昇格攻撃への対策は特に重要です。情報漏えいのリスクを最小限に抑えるためには、企業が操作ログを活用して、不正なアクセスや権限の乱用を迅速に特定し、対処することが不可欠です。このアプローチにより、セキュリティ体制は大幅に強化され、企業の貴重なデータを保護することが可能になります。

しかし、技術の進化に伴い、サイバー攻撃の手法も絶えず変化しています。このため、企業はセキュリティ対策を常に最新の状態に保ち、新たな脅威に対応できるようにする必要があります。継続的な監視、分析、そして対策の更新は、現代のビジネス環境において、サイバーセキュリティを確保する上で欠かせない要素です。

今後も、サイバーセキュリティの脅威はさらに進化し、新しい攻撃手法が登場することが予想されます。企業はこれらの変化に迅速に対応し、セキュリティ体制を常に最新のものに更新していくことが、持続可能なビジネス運営のために重要となります。サイバーセキュリティの動向を常に注視し、柔軟かつ迅速な対応を心がけることが、未来の脅威に対抗する鍵となるでしょう。

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ウイーズ・システムズ株式会社は、創業からアクセスログ一筋のセキュリティ専門企業です。内部統制や各種ガイドラインへの対応、情報漏えいなどシステムセキュリティに関するご相談を受け付けております。

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Writer 雫田 貴一
WEEDS SYSTEMSのWebマーケティング担当者。
マーケティングだけでなく、システムの導入からセールスのサポートに至るまで幅広く手掛けています。
情報セキュリティに不安を感じるユーザーの悩みや課題を解決すべく、日々情報発信に努めています。